吉良大弥

　プロボクシング志成ジムは9日、10月31日に東京・後楽園ホールで行われる「LifeTime　Boxing　Fights24」の追加カードを発表。 　今年6月にプロデビューした、WBA世界フライ級15位の吉良大弥（21＝志成）が、ベネズエラ同級4位オルランド・ピノ（37）とセミファイナルでノンタイトル8回戦を行うことを発表した。 　名門・東農大出身の吉良は、奈良・王子工1年時にアジアジュニア選手権で優勝。高3では世界ユース選手権5位に輝くなどアマチュア戦績52戦46勝16RSC6敗のアマホープ。プロ初陣となった今年6月のスーパーフライ級6回戦では、タイ人選手に1回1分58秒KO勝ちし鮮烈なデビューを飾った。わずか一戦で世界ランキング入りを果たし、2戦目となる次戦でA級（8回戦）デビューするなど、異例のスピードでステップアップを続けている。 　対するピノは15勝9KO2敗のベテランで、昨年8月には8回終了TKO負けを喫するも、元WBA世界ミニマム級正規王者で現WBA世界ライトフライ級1位エリック・ロサ（24＝ドミニカ共和国/7勝2KO）との対戦経験もある実力者だ。 　なおメインイベントは日本スーパーフライ級1位の重里侃太朗（28＝志成）と同級2位の山口仁也（24＝三迫）による同級最強挑戦者決定戦となる。 　興行はABEMAで無料生配信される。