「島ニンジン」旬入り宣言! 沖縄一の産地・中城村、栄養満点「寒い冬を乗り切ろう」
語呂合わせで「いいニンジンの日」となる12月12日、2024年度中城村「島にんじんの日」記念セレモニーが村役場で開かれた。 島ニンジンは村の貴重な在来種。比嘉麻乃村長が旬入りを宣言し、来場者に「中城島にんじん」や島ニンジンを使用した新商品のパンなどが無料配布された。 中城村内には40人ほどの生産農家がおり、県内島ニンジン生産の7割を占める。村野菜産地協議会の仲村武宏会長が、夏の高温や雨など生育環境の厳しかった24年度の生産状況を報告した。今季は約28トンの生産が見込まれるという。 今年3月には「中城島にんじん」として、地域の農林水産物や食品をブランドとして国が保護する地理的表示(GI)保護制度に登録された。「島にんじんの日」の村条例制定からは7年たつ。比嘉村長は「生産者の努力でおいしく栄養のある島ニンジンの出荷が始まっている。島ニンジンを食べて寒い冬にクンチをつけていきましょう」と旬入りを宣言した。
オキコ(西原町)の地域応援コラボレーションによる新商品「ごさまる君の島にんじんと豆乳のロールパン」の発表会も行われた。今回初めて地域の中学生から包装デザインを募集し、中城中2年生の作品が選ばれた。 オキコの村田紳副社長は「中城村とは長いお付き合いになっている」と語り、パンをアピール。新商品は県内のコンビニや量販店などで1月末まで販売される。
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