小池都知事✕江藤アナ 小池知事語る“都市型水害”への備え「地下河川化計画は“令和の徳川家康”」【ひるおび】
■今後の計画について 江藤愛アナウンサー: 「地下河川化計画」がすごいなと思いまして 東京都 小池百合子知事: 東京湾まで(地下河川を)つなげていくという計画も練っています 一体どういうものなのか? ひるおびが向かったのは、環七通り沿いにある工事現場。 階段を降りていくと… 東京都第三建設事務所 大友俊第二課長: こちらがトンネルのスタート地点です。 地上から約50mの深さにある、直径12.5mに及ぶ新たな巨大トンネル! 完成すれば2つの地下調節池がつながり、全長13.1km、25mプール約4800杯分もの水を貯めることが可能になるそうです。 20分ほど歩いてトンネルの先端へ。 そこには…シールドマシンと呼ばれる巨大な掘削機! 約900個のカッターで、1日に3mほどのスピードで掘り進めています。 東京都第三建設事務所 大友俊第二課長: 令和9年度末までにトンネルを堀り終えて、取水開始できることを目指して工事しています。 完成すれば、1時間あたり100ミリの集中豪雨に対しても効果を発揮。 また、ある地域では”豪雨”、別の地域では”弱い雨”といった場合でも、トンネルがつながることで貯留量の調整がより柔軟に対応できるようになるといいます。 さらに…計画はそれだけにとどまりません。 東京都第三建設事務所 大友俊第二課長: 最終的には東京湾までトンネルを伸ばして、もう1本の川を作る。 地下河川化することによって(東京湾に)流し続けることができるので、 さらに長い雨に対応できる。より大きな効果が期待できます。 ■小池知事の、水害対策への“思い”とは 東京都 小池百合子知事: これまで考えられなかったような災害が各地を襲っている。 歴史をひも解いてみると、徳川家康は利根川を東の方に持って行って、水の流れを変えるなどのいろんな工夫をしながら、江戸は発展を重ねたんですね。 約400年前、江戸の町を水害から守るため、工事により利根川の流れを変えた徳川家康。 大都市を守るため、地下河川化を計画する小池知事は、先人に共感する部分があるようで…。