〝一番弟子〟笠井信輔、小倉智昭さんを追悼「頑固とは真逆…みんな大好きだった」
テレビキャスターでタレント、小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが9日午後3時8分、東京・練馬区の自宅で膀胱(ぼうこう)がんのため死去したことが10日、所属事務所から発表された。77歳だった。 小倉さんの訃報に、芸能界から悼む声が相次いだ。フジテレビ系「とくダネ!」で長年共演したフリーアナ、笠井信輔はサンケイスポーツの電話取材に対応。亡くなる2日前の7日に小倉さんと連絡を取ったといい「弱々しい声でしたが、こんなに早く亡くなるとは。本当に面倒見のいいボスでした」と肩を落とした。 笠井は、2019年にフジを退社後、故人の事務所に所属。最後に会ったのは今年8月だが、その後も頻繁に電話で連絡を取っていた。ただ、今月7日に電話した際、小倉さんから「もう諦めたんだよね」と言われたという。この日朝、小倉さんの妻と連絡を取り、4日に主治医から「早ければあと数日の命」と宣告されていたことを聞いた。 小倉さんの人柄については「視聴者から見たら毒舌で厄介で怖い頑固おやじだけど、実際は真逆で優しくて繊細な人。スタッフにも自由にやらせるし、けんかみたいなことになっても番組が終わるとケロッとしている。だからみんな大好きだった」と懐かしんだ。 天国に旅立った〝師匠〟に伝えたいことを聞くと、「一つは感謝。これは(7日の)電話で伝えられて良かった」とポツリ。「あとは小倉さんは働きたかったのに働けなかったので僕はできるだけ長く働きますよと。僕は頑張るから見守っていてくださいと言いたい」と力を込めた。