小池都知事と都議会 安定した都政運営に必要な議員数は何人?
「地方自治は民主主義の学校」といわれているが
このように首長の不信任決議の要件が、内閣不信任案よりも厳しくなっているのには、理由があります。国政が議院内閣制であることに対し、首長は主権者である住民から直接選挙で選ばれ、より民意を反映しているためです。一方で、地方議会の議員も直接選挙で選出されていることから、両者の関係は二元代表制とよばれる大統領制に近い性格をもっていて、どちらも抑制・均衡の関係にある、とされています。 また、福祉や学校・環境といった身近な問題に取り組み、住民投票など直接政治に関わる機会が多いため、住民が “政治の主人公”である意識を育てる「地方自治は民主主義の学校」ともいわれてきました。 「知事と議会は両輪です」。初登庁であいさつに行った小池知事に都議会議長がかけた言葉。行方が注目されます。