何度でも観たい! 舞台ミュージカルが原作の史上最高のミュージカル映画 ベスト15(海外)
ミュージカル映画『ウィキッド ふたりの魔女』は、アメリカなどで11月22日に劇場公開された(日本では2025年春に公開予定)。 【全画像をみる】何度でも観たい! 舞台ミュージカルが原作の史上最高のミュージカル映画 ベスト15 すでに何百万ドルという興行収入をあげていて、作品の評価も上々だ。 ブロードウェイ・ミュージカルはこれまで何度も映画化されてきた。 ミュージカル映画は長い間ハリウッドの"主役"だったが、アカデミー賞で最後に作品賞を受賞したのは2003年の『シカゴ』以来、今から20年以上前のことだ。 ただ、それも『ウィキッド ふたりの魔女』の公開で変わるかもしれない。同作は映画評論サイト「ロッテン・トマト(Rotten Tomatoes)」で、批評家スコア90%、オーディエンススコア96%となっている。興行収入は1億6400万ドルと、ブロードウェイ・ミュージカルを原作とする映画としては、公開初週末の最高記録を樹立した。 ミュージカルを映画化した、史上最高の作品をまとめた。
『ウィキッド ふたりの魔女』(2024年)
『ウィキッド』の映画化は、少なくとも2010年から動きがあったとDeadlineは伝えている。2003年にブロードウェイデビューしたこのミュージカルは、ブロードウェイ史上4番目のロングランミュージカルだ。 確かに時間はかかったけれど、待った甲斐はあった。ミュージカルの第1幕に忠実に作られた『ウィキッド ふたりの魔女』では、シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリーら俳優陣が素晴らしいパフォーマンスを見せている。 実際のセット、何百人ものダンサー、CGIのおかげで作品はさらにレベルアップしている。 『ウィキッド』のファンなら、この映画に大満足するはずだ。アカデミー賞を複数の部門で受賞しても驚きはない。 後編の『Wicked Part Two』(邦題未定)は2025年11月21日にアメリカで劇場公開の予定だ。
『シカゴ』(2002年)
ボブ・フォッシーが演出・振付を手掛けた、殺人を犯した2人の女性を描いた1975年の舞台ミュージカルを原作とする『シカゴ』は、今でも重要な意味を持つ、人々に愛される、ミームになり得る映画だ。 映画の公開から22年が経った今年も、『They both reached for the gun』がTikTokで話題になった。 舞台ミュージカルの『シカゴ』は、黒一色のセットにダンサーが命を吹き込む、どちらかというとミニマルな演出だ。映画版ではこれが一変し、クック郡刑務所や裁判所、ジャズクラブなど、象徴的な場所全てが生き生きと蘇る。 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(アカデミー賞助演女優賞受賞)、レネー・ゼルウィガー(主演女優賞ノミネート)、リチャード・ギア、ジョン・C・ライリー(助演男優賞ノミネート)、クイーン・ラティファ(助演女優賞ノミネート)らの演技がこの映画をさまざまな賞と興行収入面での大ヒットに導いた。 アカデミー賞では13部門でノミネートされ、作品賞を含む5部門を受賞した。全世界興行収入は3億ドルを超えた。