補助金が段階的に縮小 青森県内のガソリン・灯油 値上がりへ
青森朝日放送
ガソリンなどの燃料油価格についてです。国が支給する補助金の補助率が変わり、ガソリンや灯油といった全般が値上がりします。 燃料油価格の激しい変動を緩和するため、国が燃料油元売りに支給している補助金。この補助金が、今後段階的に縮小されます。 まずは12月19日。レギュラーガソリン1リットル当たり、補助金は5.1円減額になります。 続いて1月16日には、さらに5.1円減額に。 現在、青森県内のレギュラーガソリン平均価格は、1リットル当たり170円前後なので、1月16日には180円前後まで上昇、10円以上、値上がりする可能性があります。 青森県内の多くのガソリンスタンドでは、急に大幅な値上げをするのではなく、仕入れ値の様子を見つつ、徐々に値上げすることで調整していく方針だということです。 【ミナミ石油 青森浪岡営業所 内山泰輔さん】 「かなり厳しいなと。この時期一番使いますし、ガソリンも灯油も使う時期に、補助金の縮小というのは」 灯油の価格も同じく値上がり。現在、青森県内の平均配達価格は18リットル当たり2116円。1月16日には、18リットル当たり180円近く値上がりする可能性があります。 燃料油の販売をする「ミナミ石油」では、今後の販売価格について現時点でいくら、いつから上がるとはいえないとしています。 【ミナミ石油 青森浪岡営業所 内山泰輔さん】 「お客様への売価は上げざるを得ない状況ではありますけども、何とか抑えられるような企業努力はしていきたいと思っております」 「少なからず駆け込み需要もあるとは思いますので」 「北国だけじゃなくて、灯油石油類全般縮小されますと、第一次産業の方でも灯油使っていますので、そちらの生産のコストが上がると、また私たちに届くもの全てが上がりますので、灯油だけの問題じゃない」 「こういう話を先送りにせずに、しっかり話し合いしていただいて、早く決めていただきたいなと思っております」