藤井聡太竜王・名人、新会館での“勝負メシ”は山椒ポークカレー 増田康宏八段との注目の一戦は角換わりの出だしに/将棋・叡王戦本戦T
伊藤匠叡王(22)への挑戦者を決める第10期叡王戦本戦トーナメント1回戦が1月8日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)と増田康宏八段(27)が現在対局中だ。注目の一戦は、振り駒で藤井竜王・名人の先手に決定。戦型は角換わりの出だしとなった。 【映像】自分の財布を取り出し昼食代を支払う藤井竜王・名人 藤井竜王・名人にとって“八冠奪還ロード”となる注目の1回戦は、2月2日に開幕する棋王戦コナミグループ杯五番勝負の挑戦者、増田八段との激突となった。本局は、前日にこけら落とし対局が行われたばかりの新・将棋会館「特別対局室」が舞台。新しい畳の良い香りに包まれた中で、厳しい戦いが行われている。 注目の一戦は、藤井竜王・名人の先手で角換わりの出だしに。序盤戦では増田八段が工夫を見せる展開となっており、この一戦に用意された作戦と見られている。ABEMAで解説を務める深浦康市九段(52)は、「タイトル戦前に他の棋戦で対局を行うことは非常にやりづらいんです」と自身の経験を交えて対局者心理を紹介。「棋王戦は五番勝負なので3局以上は必ず当たるため、いろんな作戦を用意しなければならないんです。本局では増田さんが角換わりを持ってきたので、番勝負では角換わりはメインではないのかな、などの考察もできますね」と印象を語っていた。 本局は持ち時間が各3時間とあり、早くも激戦へ突入。深浦九段とともに解説を務める三枚堂達也七段(31)は、折衝の末に千日手の可能性もあると指摘しており、午後の本格的な戦いからも目が離せない。 【昼食の注文】 藤井聡太竜王・名人 山椒ポークカレー 増田康宏八段 玉子炒飯 【昼食休憩時の残り持ち時間】 藤井聡太竜王・名人 2時間2分(消費58分) 増田康宏八段 1時間59分(消費1時間1分) (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部