1人暮らしでご飯を炊くのが面倒! 毎回「パックご飯」だけど、やっぱり「炊飯器」を使うほうが節約になるの? それぞれのコストを比較
一人暮らしの場合、ご飯は炊飯器で炊くのとパックご飯のどちらが安く済むのか悩む人は多いのではないでしょうか。 本記事では、パックご飯の購入にかかる費用(1パックを購入する費用およびパックご飯を温める際にかかる光熱費)と炊飯器で炊くご飯のコスト(お茶わん1杯分のお米を購入する際にかかる費用および炊飯器を使用する場合にかかる光熱費)を比較していきます。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
パックご飯にかかる費用はどのくらい?
まず、パックご飯を食べる場合にかかる費用について見ていきましょう。今回はアイリスフーズの「低温製法米のおいしいごはん」を購入すると仮定して計算します。 2024年10月24日現在このパックご飯の価格は、1パックあたり約102円となっています。これに、電子レンジで3分加熱した場合の電気代約1円を加えると、パックご飯1つにつき約103円の費用がかかることになります。
炊飯器で炊く場合の費用は?
次に、炊飯器を使ってご飯を炊く場合のコストについて見ていきましょう。前項で想定したパックご飯200グラムは、精米では約85グラムとなっています。総務省統計局の「小売物価統計調査」によると、最新のデータである2024年9月における米(コシヒカリ)5キログラムあたりの東京都区部の平均価格は3285円でした。 この価格を200グラムの白ご飯の費用にすると約56円です。さらに1回の炊飯にかかる電気代は約5円です。お米1杯にかかる電気代を合計すると、炊飯器でご飯を炊く場合の1食あたりのコストは約60円となります。
パックご飯と炊飯で炊く場合の費用差とは?
パックご飯で炊く場合は約103円、炊飯器で炊く場合は約60円かかり、その差は約43円という結果となりました。さらにこの費用差について計算してみると、1ヶ月(30日)で1290円、半年で7740円、年間(365日)で1万5695円という差になります。 この差を考えると、面倒でも炊飯器でご飯を炊こうと考える人もいるのではないでしょうか。パックご飯は手軽においしいご飯が食べられますが、節約の点から考えると不向きだといえるでしょう。
パックご飯と炊飯器で炊く場合の費用差は約43円!
今回はパックご飯と炊飯器でご飯を炊く場合の費用差について解説しました。パックご飯は1パックあたり約103円のコストがかかり、炊飯器は約60円で済みます。 節約したいというのであれば、炊くのが大変でも炊飯器を利用したほうがコストを抑えられます。基本的には炊飯器で炊くようにして、忙しいときはパックご飯を利用するという方法をとるのがよいでしょう。 出典 総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)2024年9月 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部