中国の習近平国家主席とインドのモディ首相が23日、5年ぶりに会談しました。★ 中国の習近平国家主席とインドのモディ首相の会談は主要新興国でつくる「BRICS」の首脳会議にあわせてロシアのカザンで行われました。 両国関係は2020年6月の国境での衝突を機に冷え込んでいて、公式的な会談は5年ぶりです。 中国外務省によりますと、習主席は「双方が意思疎通と協力を強化し、意見の相違や対立を適切に管理すべきだ」と強調しインドのモディ首相は「両国の関係は世界の平和、安定、発展にとっても重要」などと関係改善を呼びかけました。 また、関係悪化につながった国境の係争地問題をめぐり、会談に先立ち双方がパトロールの取り決めに合意したことについて両首脳は「重要な進展」と評価した上で今後、国境問題特別代表の会談などを通し公平かつ合理的に解決していくことで同意したということです。 インドはアメリカや日本などと安全保障で結束を強めていて中国としてはくさびを打つ狙いがあるとみられ今回の会談で本格的な関係改善につながるか注目されます。