吉村大阪府知事、「僕自身、色々と言いましたが…」兵庫知事選で再選の斎藤氏に連携求める 県議会へは「筋を通さないと」
日本維新の会の共同代表でもある大阪府の吉村洋文知事が18日、自身のX(旧ツイッター)を連続で更新。17日に投開票された兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦氏に連携を求めた。その上で、斎藤氏への不信任決議案を可決した兵庫県議会について「筋を通さないといけない」と指摘した。 吉村知事は「斎藤さん、改めて、当選おめでとうございます。兵庫県民の皆さんは斎藤さんを信任しました。僕自身、斎藤さんに色々と言いましたが、県民の皆さんの最終判断がでました。兵庫大阪は連携した方が関西にとって良いことは間違いないので、今後とも連携させて頂きたいと思います」と投稿した。 続けて「県議会は不信任という非常に重い判断をしたが、県民は(斎藤氏を)信任した。県議会が何事もなかったようにするのは筋が通らない」との自らのコメントを引用し、「これは僕ら兵庫維新の県議団も含めてそうだと思う。全会一致で法的拘束力のある不信任決議をやった。県議会は筋を通さないといけない」とつづった。 総務官僚だった斎藤氏は2018年からは大阪府に出向し、財政課長も務めた。当時の大阪府の知事は維新の代表も務めた松井一郎氏だった。維新との縁もあり、斎藤氏は前回21年の県知事選では、維新、自民の推薦を受けて初当選。吉村知事も選挙応援に駆けつけた。 一方で、斎藤氏による職員へのパワハラ疑惑などが浮上し、斎藤氏への世論の風向きが強くなると、吉村知事が「斎藤知事が自らの言葉で説明責任を果たしているかというと非常に不十分」などと批判に回った。最終的には維新の兵庫県議団が斎藤氏に対し辞職を要求し、県議会全議員が賛成した不信任決議につながった経緯がある。
中日スポーツ