悪夢のドイツ戦から取り戻した自信 スコットランドが狙うGS最終節の勝利「ただひたすら走ってではだめ」
スイス戦では1-1ドローで手応え掴んだ
EURO2024開幕戦で開催国のドイツに1-5のスコアで大敗を喫したスコットランド代表。選手や監督のショックはかなりのものだったはずだが、続くグループステージ第2節のスイス戦は何とか1-1のドローに持ち込んだ。スイスも実力のある国で、そこと互角に渡り合ったことはスコットランドの自信となったはず。 グループステージ最終節の相手は、2連敗しているハンガリーだ。ここに勝てれば、スコットランドにグループステージ突破へのチャンスが出てくる。 ポイントは、スイス戦同様にスコットランドが勇気を持ってボールを支配できるかどうかだろう。スイス戦でも自陣のパスミスから失点する問題のプレイはあったが、怖がってロングボールばかりでは突破口も見えてこない。 英『The Guardian』によると、ボランチに入るカラム・マクレガーも試合をコントロールするのが重要だと語る。 「ただひたすら走って、さらに走ってばかりではだめだ。試合をコントロールする必要もある。ハンガリーはいい調子だと思う。2試合とも接戦だったからね。フィジカルも強くて、テクニックもある。僕たちはスイス戦と同じエネルギーのレベル、同じテンポ、同じ攻撃性を発揮する必要があるよ」 スイス戦でのマクレガーは中盤から確実にボールを散らしていて、パス成功率は94.4%を記録した。ボランチの相棒にはビリー・ギルモアが入っていて、ギルモアもしっかりと縦パスを出せる選手だ。 失意のドイツ戦を乗り越え、スイスから勝ち点を奪ったスコットランドはハンガリーから3ポイント奪えるのか。自信を取り戻したスコットランドはアグレッシブな姿勢を見せてくれるはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部