キャサリン妃、がん患者に特別なハグ 患者同士仲間意識が生まれたと王室ファン
がん闘病を乗り越え、クリスマスに王室恒例の行事に参加したキャサリン妃。沿道に詰め掛けた市民らと長く交流する様子がキャッチされたが、その多くは闘病について語るものだったそう。 【動画】キャサリン妃、化学療法を終えたことを公表 クリスマスをノーフォーク州にある国王の私邸サンドリンガムハウスで迎え、現地時間12月25日の朝、国王夫妻やウィリアム皇太子、そして3人の子ども達と一緒に、近くの教会を訪れたキャサリン妃。礼拝の帰りには、沿道に詰め掛けた市民と交流し、贈り物やお祝いの言葉を受けとるのが恒例行事となっているが、今年はキャサリン妃が皇太子ら家族に遅れ、1人残って長く市民らと会話を続ける様子がキャッチされた。Peopleによるとキャサリン妃は、がんを乗り越えた自分のストーリーを語る人達に、特別な配慮をしていたそうだ。 Sunによると、「20年がんと闘っている」というカレン・マクリーンさんは、「がんについてちょっと話をしただけです」と語るが、キャサリン妃と、同じくがん闘病中のチャールズ国王とハグをしたという。「2人が闘病していることを考えると、とても元気そうに見えました」「私たちは2人ともがんを患ったので病気について話しましたが、彼女が手を差し伸べ、抱きしめてくれたんです。全く予想していなかったので、とても嬉しくて……私もぎゅっと抱きしめ返しました」「ほかのがん患者と仲間意識を持つことが出来ます。同じ経験をしないと、どんな気持ちかなんて分かりません」と語ったそうだ。 またNewsweekによると、チャリティ団体Macmillan Cancer Supportで働いていたという女性も、キャサリン妃とがんについて話したそう。彼女は、妃が患者皆に大きな影響を与えていると伝えたかったそうだが、妃は「今年、驚異的な人数の人が手紙を書いてくれました。がんは本当に多くの家族に関係する問題だと思います。あなたの様な方が懸命に働いてくれていることに、心から感謝します」と返してくれたという。 キャサリン妃は今年1月に腹部の手術のために入院。術後検査でがんが見つかったことを、3月に公表した。9月に化学療法を終えたことを明らかにした妃は、徐々に公務に復帰している。この日は沿道に詰め掛けた人々と長く話し、1人残されてしまったことに気づいて「家族とはぐれてしまったみたい」と切り上げる様子が捉えられていた。