やっぱり最強最速なのか!? フォルクスワーゲンが新ゴルフGTIクラブスポーツをニュル24時間レースで世界初公開
バイオエタノール燃料E20を使用するレースカーがニュル24時間レースに参戦
6月1日スタートするADAC24時間レースには、新型ゴルフGTIクラブスポーツをベースにチューニングを施した「ゴルフGTIクラブスポーツ24h」が参戦することも発表された。 このレースカーには、バイオエタノール燃料E20が使われるのが特徴。耐ノック性が極めて高いこの燃料は、ソフトウェアの適応により量産型GTIエンジンの大幅な効率化を実現し、一般的なバイオエタノール燃料E5やE10よりも大幅にCO2排出量を削減するという。 ハンブルクのシェルテクノロジーセンターで開発されたE20燃料は、バイオエタノール含有量20%に加え、残留物や廃棄物からの再生可能成分をさらに40%含んでいるため、燃料採掘から走行までサイクルでCO2排出量を35~40%も削減する。 ゴルフGTIクラブスポーツ24hは車両重量が1170kgで、最高出力が348ps、最大トルク450Nmを発生し、パワーウェイトレシオは3.36kg/psとなる。最高速は270km/hという一流のパフォーマンスを持つ。
クラシックゴルフGTI3台が前座レースを盛り上げる
メインレースの前には、ADAC24時間クラシックというレースが開催されるが、これに初代クラシックゴルフGTIが3台参戦する。3台はすべて、2024年に創立45周年を迎えるKWLモータースポーツチームからエントリーしている。 1台目は1981年製の伝説的なゴルフGTI 16S エッティンガー(グループ4)で、こちらの最高出力は208 psとなる。2代目はこちらも伝説的な1978年製のゴルフGTI カメイ(グループ2)で、最高出力は183psを発生する。 そして3台目のクラシックモデルは、GTIカモフラージュデザイン(「ゴルフ50周年」のロゴ付き)でラッピングされている。これはグループ2の1980年製ゴルフGTIがベースで、最高出力は184psとなる。 画像: ゴルフGTIクラブスポーツ24hと初代ゴルフGTIのレーシングカー。ホイールベースの違いがゴルフの進化をうかがわせる。
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