崖っぷちの石破首相 在職日数戦後最短記録更新なるか 新たなスキャンダルあれば現実味
とはいえ、首相はダウン寸前のボクサーであり、大逆風にいつまで耐えられるかは見通せない。
「特に来年に都議選を控える東京都連内部で首相へのマグマがたまっているようだ。政権は今、国会運営をめぐる調整で手いっぱいだが、地方の声を聞く会議を早期に開き、衆院選の謝罪と敗因分析をすることになるのではないか」
自民幹部は衆院選後の党内の雰囲気についてこう指摘した。また、内閣の早期退陣を否定しつつ、「このタイミングで閣僚のスキャンダルが新たに一つでも二つでも出てくると厳しい。特に『政治とカネ』に絡んでいたら最悪だ」と記録更新に懸念も示した。(内藤慎二)