津軽で大雪、弘前は12月歴代1位の74センチ
強い冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で、青森県内は津軽を中心に23日午前にかけ大雪となった。午前11時時点の積雪は弘前市で74センチ、青森大谷では134センチを記録、いずれも12月の歴代1位となった。 青森地方気象台によると、午前11時時点の各地の積雪は青森市酸ケ湯271センチ、平川市碇ケ関79センチ、青森73センチ、五所川原57センチ、八戸12センチなど。 同日の24時間降雪量の最大値は、午前11時時点で青森市酸ケ湯57センチ(午前9時まで)、弘前と平川市碇ケ関41センチ(同6時まで)、青森29センチ(同9時まで)、五所川原22センチ(同8時まで)、十和田15センチ(同11時まで)、八戸13センチ(同1時まで)、野辺地12センチ(同10時まで)など。 積雪が平年値(25センチ)の約3倍となった青森市内の車道は、歩道側からせり出した雪の山で狭くなり、行き交う車は滑る路面にも気を配りながら慎重に行き来していた。青森市大野片岡で自宅前の雪を片付けていた柿崎輝伸さん(55)は「この冬の雪はちょっと多すぎる。一気に降られてもこっちの体が持たない」とこぼしていた。