ケインの初タイトルはどうなる? 歴史に残る“無冠の帝王”たちを紹介
■ソクラテス
FIFAワールドカップスペイン1998でジーコ、ファルカン、トニーニョ・セレーゾとともに“黄金のカルテット”を形成した元ブラジル代表MFソクラテスも主要タイトルとは縁がなかった。そのワールドカップでは、華麗なサッカーを披露するも2次リーグでイタリア代表に敗れて敗退。母国ブラジルのクラブチームでは、コリンチャンスやフラメンゴで州選手権こそ制したが、全国規模のカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAでは優勝できなかった。ブラジル代表ではFIFAワールドカップだけでなく、コパ・アメリカも制することができず。2011年に他界したソクラテスは“歴代最高の無冠プレーヤー”とも言われている。
■フレン・ゲレーロ
1990年代のスペインサッカー界のスター選手も無冠だった。アスレティック・ビルバオ一筋でプレーした元スペイン代表の攻撃的MFフレン・ゲレーロは、クラブチームで無冠に終わり、スペイン代表としても1994年から国際主要大会に3回出場するもタイトルは遠かった。ゲレーロ同様、バスク州から出ることなくプレーしたMFホセバ・エチェベリアもタイトルとは無縁だった。1997年から2004年までスペイン代表で53試合に出場しながら、栄冠には手が届かなかった。
■ソン・フンミン
トッテナム時代のケインの相棒も“フル代表”のタイトルとは無縁だ。今季からトッテナムで腕章を巻くFWソン・フンミンは、2021-22シーズンにプレミアリーグで23得点を記録し、アジア人として初めて欧州5大リーグの得点王に輝いた。しかし、トッテナムではCL準優勝が最高成績で、まだタイトルを確保できていない。韓国代表としても、2018年のアジア競技大会で栄冠を手にしたが、その大会は基本的に23歳以下が対象。AFCアジアカップカタール2023でもベスト4で終わり、代表レベルでも未だに無冠が続いている。 (記事/Footmedia)
SOCCER KING