クロース引退のレアル・マドリード、来季代わりを務めるのはベリンガムに | ラ・リーガ
レアル・マドリードは今季限りで引退するMFトニ・クロースの代わりとして、MFジュード・ベリンガムを中盤で起用していく考えだ。スペイン『マルカ』と『アス』が報じている。 クロースは21日にEURO2024終了後にスパイクを脱ぐことを発表。今季もレギュラーとして活躍した同選手を失うことで、レアル・マドリードの中盤の構成がどうなるのか気になるところだ。 『マルカ』も『アス』もその答えは同じで、ベリンガムをより純粋なMFとして戦力に数えることだった。今季、中盤ダイヤモンドの4-4-2でトップ下を務めるイングランド代表MFだが、来季はインサイドハーフとしてのプレー機会が増える見込みという。 『マルカ』は「アンチェロッテは彼を一つ後ろに下げることを、中盤の選手の一人として起用することを考えている。それは他の誰でもなくベリンガムだ。イングランド人選手は上がり目のポジションにしっかり適応したが、来季はトニ・クロースのようにゲームメイクをすることを思い出さなければならない」と記載。その一方で『アス』は、来季FWキリアン・エンバペ加入が濃厚で、さらにMFアルダ・ギュレルもその抜群の得点力を誇示しているために、ベリンガムがインサイドハーフに下がるのは自然の成り行きとの見解を示している。 『アス』は加えて、レアル・マドリードが今夏の移籍市場でMFの補強を考えていないことも強調。同紙はクロースの代役になりそうな選手としてパリ・サンジェルマンMFヴィティーニャ、バイエルン・ミュンヘンMFヨシュア・キミッヒの名を挙げながらも、前者は高額な移籍金、後者はDFアルフォンソ・デイヴィス獲得の駆け引きに集中している状況で、どちらも引き入れるのは極めて難しいと記している。