大谷、1700万ドルだまし取った元通訳にまた訴訟…「野球カードの返還を」
米メジャーリーグ(MLB)LAドジャースの「スーパースター」大谷翔平が自分のお金に手をつけた元通訳にまた訴訟を提起した。 【写真】LAドジャースの大谷翔平と元通訳の水原一平 29日のAP通信とUSAトゥデイによると、大谷は水原一平被告が無断で購入した自身の野球カードを返してほしいとして訴訟を米カリフォルニア州連邦裁に起こした。 水原被告は大谷の銀行口座から送金してオンラインで32万5000ドル(約5000万円)にのぼる野球カードを購入したという。この中には大谷の直筆サインが入ったカードもあるという。 水原被告は大谷がメジャーリーグに進出した2018年から今年まで大谷の通訳として活動した。しかし今年3月、ソウル九老区(クログ)の高尺(コチョク)スカイドームで開催されたメジャーリーグのソウルシリーズ期間中に違法賭博と窃盗の疑いが浮上し、解雇された。 米検察が調べた結果、水原被告は大谷の口座から約1700万ドルを送金して違法スポーツ賭博をした事実が明らかになり、4月に銀行詐欺の疑いで起訴された。水原被告は2022年に所得を米国税庁(IRS)に申告する際、410万ドルの申告漏れがあった疑いも受ける。検察と量刑の合意を通じて、大谷に賭博代金1700万ドルを返還し、米国税庁に税金・利子・罰金計114万9400ドルを納付することにした。 水原被告は来年1月に判決を控えている。銀行詐欺、虚偽所得申告容疑に対する最大刑量はそれぞれ懲役30年、懲役3年。