ZOZO、中間期の商品取扱高7.9%増の2791億円 残暑影響で秋冬販売の初速低調
ZOZOの2024年4-9月期(中間期)の商品取扱高は、前年同期比7.9%増の2791億5000万円だった。おおむね計画通りに進捗しているというが、昨年以上の残暑の影響で秋冬アイテムの販売が低調に推移しているという。営業利益は同5.3%増の304億700万円だった。 【グラフ2点】商品取扱高や出店ショップ数の推移 商品取扱高について、「7~8月は夏のセールを中心に好調な推移となった。昨年以上の厳しい残暑の影響で、9月における秋冬向け新作アイテムの売り上げは低調に推移した」(栁澤孝旨CFO)と説明した。 事業別の商品取扱高では、「ZOZOTOWN事業」が同6.5%増の2254億5000万円、「Yahoo!ショッピング」と「Yahoo!オークション」の合算値である「LINEヤフーコマース」が同25.1%増の291億円、広告事業が同22.9%増の52億5000万円となった。 「ZOZOTOWN」における受託販売と買取・製造販売を合わせた出店ショップ数は、同16店増の1621店となった。 コスメECモール「ZOZOCOSME」の現状は、「第1四半期に続き上期終了時点でも、期初計画に対して順調に進捗している。花王グループの『KANEBO』が出店するなど新規出店も好調だ。新規購入者数の増加とともに、既存購入者のリピートも確認できている」(廣瀬文慎COO)と説明した。 コスメに次ぐ新たなカテゴリー拡大については、「現在は準備中の段階だ。通期の決算説明会のタイミングで何かしらの進展を発表できればと思う」(澤田宏太郎CEO)と話した。 2025年3月期の通期連結業績予想として、商品取扱高は前期比6.1%増の6092億円、売上高は同8.8%増の2144億円を計画している。
日本ネット経済新聞