「ルイ・ヴィトン」からダミエ・モチーフのファインジュエリーが登場 メゾンのDNAをジュエリーに昇華
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUTTON)」は、ブランドを象徴するダミエをモチーフにしたジュエリー“ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン”を発売する。同ブランドのウオッチ&ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターを務めるフランチェスカ・アムフィテアトロフ(Francesca Amfitheatrof)は、「このコレクションはダイヤモンドで描いたパターンが特徴だ」と話す。ダミエ柄は1888年に誕生。競合に薄型トランクをコピーされ始め、創業者のルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)が差別化のために必要に迫られて作ったもので、メゾンのDNAとしてすぐに認識されるようになった。ジュエリーでは、ダミエの特徴的なツートーンのチェックパターンがスクエアモチーフのゴールドとダイヤモンドで表現されている。
官能的なしなやかさとメカニズムを融合したジュエリー
アムフィテアトロフは、「官能的なしなやかさをメカニズムと結びつけることで、肌触りが良いジュエリーに仕上げ、ジュエリーに触りたいという気持ちを起こさせる。その感覚自体が貴重なのだ」と話す。コレクションの中心は幅にバリエーションがあるリング。中でも、ダミエのグラフィカルな面を強調した4列のデザインリングはインパクトたっぷりだ。2列のデザインは、1月に発売されたメンズファインジュエリーの“レ ガストン ヴィトン”のように、日常で着用でき、重ね着けも楽しめるようになっている。
ブレスレットは特に、腕の動きに合わせてしなやかに動くテニスブレスレットのカジュアルなラグジュアリー感を出したかったという。メゾンを象徴するモチーフでジュエリーを刷新するアムフィテアトロフの技は、ベテランのジュエリーデザイナーならではだ。彼女は、視覚的なシグニチャーとしてダミエを作り出したメゾンの創業者の大胆さを新作ジュエリーに重ねている。「ダミエをモダンでユニセックスなデザインで仕上げ、大胆かつモダンであると同時に、『ルイ・ヴィトン』だと分かるものにしたかった」。