晩秋から初冬にかけてシックな美しさを見せる植物たち 牧場ガーデンの12月
園芸好きの間で話題の、神奈川県愛川町の服部牧場にある宿根草ガーデン。冷え込む日も多くなる12月ですが、天気のよい日は寒暖差で葉色が美しく変化します。株全体が光り輝くさまは壮観です。『趣味の園芸』で連載中の「日本一美しい 牧場の宿根草ガーデン」、12月号より一部を抜粋してお届け。
12月の牧場ガーデンを彩る植物
晩秋から初冬にかけては、花後のシックな姿、葉や枝の色変化が美しいとき。そのなかから平栗さんが選んだすてきな植物たちを紹介します。
肥後菊 '宮の松' 細い花弁がとても繊細な淡い黄花。グラスなどと合わせているが、キクは植栽の仕方でいろいろな表情が楽しめるので、牧場ガーデンらしさを目指していろいろな組み合わせを試していきたい。
アスター 'アイデアル' 開花中も美しいが、晩秋の姿も格別。別の場所に植えている株がこの夏に白絹病で枯れてしまった! ふえたらせっせと株分けし、あちらこちらに植えてリスク回避すると安全。
12月号では、ほかにも牧場ガーデンを彩る植物たちを紹介しています。ナチュラリスティックに移り変わる四季折々の宿根草と庭づくりのヒントを、誌面でお楽しみください。 ●連載「日本一美しい 牧場の宿根草ガーデン」 神奈川県・服部牧場のガーデン。ナチュラリスティックに移り変わる四季折々の宿根草と庭づくりのヒントを、ガーデナーの平栗智子さんに案内していただきます。 平栗智子(ひらくり・ともこ) ガーデナー 園芸店でサンプルガーデンや宿根草の仕入れを担当し、ガーデンボランティアで経験を積む。2015年秋から神奈川県愛川町にある服部牧場内の宿根草ガーデンのデザインや管理を手がけている。 『趣味の園芸』2024年12月号 日本一美しい 牧場の宿根草ガーデン「第9回 土壌の異なるガーデンも管理」より