みんなに愛された学校のスタッフ。定年退職を前に、学校が用意したサプライズに感動の声(アメリカ)
クラウディーン・ウィルソンさんは、米ミズーリ州の小学校で管理人を30年間勤めています。その業務は多岐にわたり、スクールバスの運転、校内の整備、そして電話窓口までこなしているそう。そんなクラウディーンさんに、素敵なサプライズプレゼントが贈られ、話題を呼んでいます。 【動画】素敵なサプライズがこちら
クラウディーンさんに贈られたのは、校舎につけられた「自分の名前」です。 CBSニュースによると、学校関係者の総意で、クラウディーンさんの名前が校舎につけられたそうです。 同番組のインタビューに、クラウディーンさん本人が回答。「自分の名前が建物になるなんて、本当に感動します」とよろこびを語りました。
BuzzFeedは、学校の関係者に詳しい話を聞きました。 インタビューに応じてくれたのは、クラウディーンさんと長年一緒に働いてきたマーク・サフィーさんと、クリスティ・カーギルさんです。マークさんは、校舎名が変更された理由を教えてくれました。
「クラウディーンさんは、もうすぐ定年退職します」 「今まで学校に貢献してくれたクラウディーンさんを、お祝いできる方法はないかと考えていました」 「そんな時、校舎の名前を、クラウディーンさんの名前に変える案が出ました。案は、全員一致で可決されました」 「幸運にも、こうしてみなさんの前で、新しい校舎名をお披露目することができました」
続けてクリスティさんは、学校でのクラウディーンさんの存在の大きさを語りました。 「クラウディーンさんは、学校や地域に大きく貢献してきました」 「クラウディーンさんの代わりはいません」 「毎日、学校の先生たちに困っていることはないかと声をかけてくれました」 「成績が伸び悩んでいる生徒がいれば、その背中を押してくれる人なんです」
CBSニュースの取材に対し、児童たちはクラウディーンさんの人柄をこう語りました。 「建物の名前をつけるなら、それにふさわしい人じゃないと」 「クラウディーンさんは、すごく学校に貢献してくれています」 「誰もが『こんな人になりたい』と思える人なんです」