ドジャースが王手。第5戦はフラハティvs.準ブルペンゲーム。ナ・リーグ チャンピオンシップシリーズ
記事ではこれまでの展開について、「メッツは1勝1敗の五分としてドジャースタジアムから引き上げ、勢いそのままにワールドシリーズまで、一気に駆け抜けるように思えた。以来、彼らはどんどん不機嫌に(そして静かに)なって行くクイーンズの観客の前で、18-2と大差をつけられている」と振り返った。
そして、「ショウヘイは初のワールドシリーズ行きまであと1勝に迫り、ムーキーにとっては3度目となる。今、彼らがそれを果たすのを誰かが止められるように見えるだろうか?」としている。
なお、同サイトによると「ベスト・オブ・セブン(7戦制4戦先勝)のポストシーズンシリーズで、第4戦を終えて3勝1敗とリードしたチームは、93回中79回(85%)そのシリーズを制している」とのこと。
また、「現行の2-3-2方式(上位チームの本拠地で第1、2、6、7戦を開催し、下位シードの本拠地で第3、4、5戦を開催)で、3勝1敗として敵地で第5戦をプレーしたチームは、49回中42回(86%)そのシリーズを制している」とドジャースがかなり有利になった状況を伝えた。
勝てばアメリカンリーグに先んじてワールドシリーズ行きを決めるドジャースは、シリーズ第1戦で7回無失点と好投したジャック・フラハティに第5戦の先発マウンドを託すことになる。
一方、負ければシーズン終了となるメッツは、このポストシーズンでは1度も先発登板していないデビッド・ピーターソンが先発マウンドに上がる、準ブルペンゲームに活路を見出すこととなる。
ちなみに、第1戦で先発登板しながら振るわなかった千賀滉大は、ブルペンで待機することになるが、現地水曜のブルペンセッションでは上々の投球を見せたと伝えられている。また、メッツにとってポジティブな点があるとすれば、ここ2試合は大差がついたことで、ブルペンの主力投手を温存できたところだろう。
ただし、目下ドジャース打線は大谷とベッツに加え、出塁マシーンと化しているマックス・マンシー(MLB単一ポストシーズン新記録の12打席連続出塁を達成)、そしてクラッチヒットを連発しているトミー・エドマンとキケ・ヘルナンデスらが並ぶ脅威のラインナップとなっている。
それだけに、ピーターソンが出色のパフォーマンスを見せない限り、そのブルペンも再び宝の持ち腐れとなってしまうだろう。
J SPORTS 編集部