ドジャースが王手。第5戦はフラハティvs.準ブルペンゲーム。ナ・リーグ チャンピオンシップシリーズ
ドジャースの先発ローテーションが不安視されるなか開幕したナショナルリーグチャンピオンシップシリーズは、自慢の打線が爆発すると同時に、先発投手がしっかりと試合を作り、鉄壁のブルペンが相手打線を沈黙させるという理想的な試合運びを見せているドジャースが3勝1敗と王手をかけて、引き続きメッツの本拠地シティフィールドで行われる第5戦を迎える展開となった。
ドジャースは勝てば断然優位に立つ第4戦で、大谷翔平が先頭打者本塁打を放ってチームを活気付かせると、続く2番打者のムーキー・ベッツも本塁打を含む6打数4安打4打点と躍動。
先発登板した山本由伸も、5回途中2失点と及第点の投球でリードを保ったままブルペンへバトンを渡すと、その後もドジャースは中押し、駄目押しと順調にリードを広げ、前夜に続いてニューヨーカーを早めに帰路へ着かせるなか、最終的に10-2でメッツを撃破した。
このMVPコンビの躍動について(第4戦ではフレディ・フリーマンは出場しなかったため、この日はトリオではなくコンビだった)、『MLB.com』は試合後に掲載したシリーズ第5戦を伝える記事で、「走者のいるときしかヒットを打てていなかったショウヘイ・オオタニは、大砲から放たれたように見えた先頭打者本塁打を放つことで、そうした会話を黙らせた」とした。
その上で、「これがメッツを怖気付かせたようで、彼らは続く3打席で彼のことを歩かせた」と続け、「それでどうなったか?彼はさらに3得点したのだが、そのうちの2打点(二塁打と本塁打)はムーキー・ベッツが叩き入れた」とした。
「世界最高の選手の2人が打線のトップを打つことで、ドジャースは皆が期待する通りの勝利を手にした」と伝え、「オオタニとベッツは合わせて8度出塁し、7得点を入れ、合計5打点(うちベッツは4打点)をマークした」と前置きした上で、「それが起こると、ドジャースを負かすことはできない」と論じた。