無糖系酎ハイ市場に新風の兆し 「檸檬堂」から満を持して「甘くない」新商品 独自開発のレモンエキスで「どんな食事にも合う」
「甘くない檸檬堂」の発売に伴い「檸檬堂」全体ではサブブランド戦略を始動。 「檸檬堂 定番」を中核に、今後発表の「季節の檸檬堂」とノンアルコールの「よわない檸檬堂」と並ぶサブブランドの1つに「甘くない檸檬堂」を位置付ける。 「『檸檬堂』は発売から5年を迎えた。この先の5年に向けて晩酌の時間をさらに良い時間にできるようなブランドを目指し、2024年はより多くのお客様のニーズやライフステージに寄り添ったラインアップにしていくスタートの年」と意欲をのぞかせる。 「甘くない檸檬堂」のメインターゲットは30代。「食事と合わせてお酒を飲むことが多くなり、甘くないお酒を探し始める年頃」とみている。 甘さ控えめの「檸檬堂 さっぱり定番」とのカニバリについては「甘さが欲しいか欲しくないかで分かれるところで、大きなカニバリは予測していない」という。 5月28日からTVCMを放映開始するほかデジタル施策を展開して訴求していく。 「檸檬堂 定番」の年代別シェアで最も大きいのは20代。 「若いお客様が食事のときも『檸檬堂 定番』を飲まれている。ただし年齢が上がると食事の時は甘くないものを飲みながら、食後に甘いものというローテーションに入っていく飲まれ方が増えていく」と語る。 「檸檬堂 定番」「同さっぱり定番」「同レモン濃いめ」「同はちみつ」「同うま塩」「同うちわりレモン」の6品はパッケージをリニューアルし3月18日から発売している。 その初動については「“少し身近なブランドになった”というお声をいただいており、ポジティブに働いている」との見方を示す。