平面と立体を隔年で 第1回あさごビエンナーレ入賞入選作品展 芸術の森美術館で開催
プロ作家やプロをめざす人たちのための公募展を開いてきた兵庫県朝来市が、時代に応じて新しい公募展をスタートさせた。第1回あさごビエンナーレ2024。入賞入選作品展が、あさご芸術の森美術館(朝来市多々良木)で開かれている。両丹日日新聞社など後援。 1994年に「朝来野外彫刻展in多々良木」を開催したのを初めに、「あさご芸術の森大賞展」「あさごアートコンペティション」とスタイルを変えながら発展させてきた。 ビエンナーレはイタリア語で「2年ごと」の意味。コンクールでは歴史あるヴェネチア・ビエンナーレが有名。 朝来のビエンナーレは隔年開催ではなく、隔年で募集作品を変える形式。奇数回に平面作品、偶数回に立体作品を募集する。今回は平面の年で、全国25都道府県から151点が寄せられた。 大賞に選ばれたのは、地元の椿野聖梨さんの油彩画「曲がり道」。「何気ない景色の中に潜む美しさを、その場に存在する物体の影の形を主に描くことで表現することを試みました」という。 福知山市からは志田久子さん(油彩画)、大地洋次郎さん(写真)、小笠美華さん(油彩画)が入選した。 会期は27日まで。大人500円、高校生、大学生300円、小中学生200円。美術館は電話079(670)4111。
歌って踊るねこたち 木彫・花房さくら展同時開催
美術館では、ねこをモチーフにした作品を手掛けている木彫作家、花房さくらさん(淡路島在住)の個展「スタア!」を、14日まで同時開催中。歌って踊る「アイドルねこグループ」を通して、人間世界をユーモラスに表現している。