「第一選択は宿泊療養を」 東京都医師会、自宅療養の危険性を懸念
東京都医師会は13日、記者会見を開き、これまで新型コロナウイルスで軽症などと判断された場合には民間ホテルでの宿泊療養と自宅療養のどちらかを選ぶ形だったが、家庭内感染などを防ぐ目的で積極的に宿泊療養するよう呼び掛けた。 猪口正孝副会長は会見で、現時点では「自宅療養の方が多い」と指摘。一方、自宅にいると家庭内感染の恐れがあるのに加え、「(感染患者の)経過観察が非常に甘くなって重症化する例が相次いでいる。東京都と東京都医師会は第一選択は宿泊療養でお願いしたい。第2波で患者が増えたとしてもそういう方針でいきたい。選択としては、入院か宿泊療養である。余程のことがない限り、自宅療養はないと考えている」と訴えた。
自宅療養については、角田徹副会長も「陽性が判明した場合は、自宅療養ではなく第一選択はホテル等での療養施設という風に是非お願いしたい。20%の重症化。特に重症化の速度が急激なので是非お守りいただきたい」と述べた。