20歳から国民年金もキッチリ納め、22歳から65歳まで厚生年金に加入して払い続けたら、年金は毎月どのくらいもらえる?
老後に受け取れる年金を増やす方法
老後に受け取れる年金を増やしたい場合は、自身の健康状態などを考慮したうえで 以下の方法を検討してみてください。 ・繰下げ受給 ・65歳以降も厚生年金に加入する 方法別に内容を解説します。 ■繰下げ受給 65歳から年金を受け取らずに、66歳以降75歳までに繰り下げれば増額した年金を受け取れます。1ヶ月繰り下げた場合の増額率は0.7%となり、生涯にわたって継続します。 例えば、70歳まで繰り下げれば42.0%、75歳まで繰り下げれば84.0%の増額率が適用されます。 ■65歳以降も厚生年金に加入する 65歳以降も厚生年金に加入すれば、厚生年金の受給額を増やせます。厚生年金は公的年金の受給権発生後も、70歳まで加入できるからです。健康状態を考慮したうえで、無理のない範囲内で就労収入を得てください。
豊かな老後を過ごすために年金額を確認しておこう
20歳から60歳まで国民年金保険料をきっちり納めれば、月額6万8000円(令和6年度)の老齢基礎年金を受け取れます。 ただし、老齢基礎年金の受給額は年度ごとに変わるため、翌年度以降は増える場合もあれば、減る場合もあることを認識しておきましょう。老齢厚生年金は、報酬比例年金額や被保険者期間によって決まるため、高収入の人、長く加入していた人ほど年金額が高いです。 公的年金は豊かな老後を過ごすための貴重な資金源です。事前に年金額がどのくらいなのか確認して不足がありそうならば、繰下げ受給や70歳まで厚生年金に加入する方法も検討してみてください。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部