デーブ・スペクター氏とスポーツ報知が選ぶ「裏流行語大賞」は「なんか言いやすい」予言的中したキャッチーなワード
年末恒例となったスポーツ報知が選ぶ「裏流行語大賞」は、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏と共に選考を行った。見事!? 1位に輝いたのは11月の米大統領選で当選し、ドナルド・トランプ氏(78)が再び大統領になったことを表す「またトラ」に決定。他にもさまざまな角度から2024年を振り返った。(構成・瀬戸 花音) 【金】またトラ 11月5日の米大統領選で共和党のトランプ氏が勝利。第2次トランプ政権の誕生を日本では「またトランプ」略して「またトラ」とキャッチーなワードで話題にした。 やっぱり一番流行語らしいのはコレだよね。「もしトラ」から始まって、バリエーションがあって、「またトラ」にたどり着いた。なんか言いやすいしね。 流行語が先に生まれて、話題になって、実際にトランプ氏が当選したことで、まるで流行語が予言みたいになって、それがおもしろかったよね。 それに付随して、トランプ氏の圧勝を予想していた(キャスターの)木村太郎さんのドヤ顔がたまらないですよね。最近はいっつもトランプ氏を意識した赤いネクタイしてますよ。彼も邸宅「マールアラーゴ」に連れて行ってあげるべきですよね。 【銀】だらし内閣 10月1日、石破内閣誕生時の恒例の全閣僚による記念撮影で石破氏のズボンの裾がダブついていることや、シャツの隙間からおなかが出ている疑惑が浮上。だらしない内閣=「だらし内閣」とやゆされた。 日本はおなかにお肉をつけて貫禄をみせようとかそういう国じゃないじゃない。やっぱり首相になるんだったら、その日のために服を仕立てたりして身なりをしっかりしてほしいよね。日本の国会議員はファッションに興味ない人が多すぎる。国会議員の8割ぐらいが機内販売の免税品のネクタイしてますよ。きっと。なんで買ったか。銀座方面の方にいただいたのか。 まあでも、石破首相はあの話し方でゆっくり丁寧にしゃべるからきっと失言はないでしょう。石破首相から生まれる裏流行語は最初で最後かもね。 【銅】記憶にございます 4月、昨年は裏金問題で派閥幹部からのかん口令を暴露していた宮沢博行衆院議員が「週刊文春」による「パパ活」疑惑報道を受け議員辞職。取材で不倫問題への追及を受けて発言した。 普通の言葉だから、すごく使いやすくて、はやりやすくて、いいですよね。「記憶にございません」っていう政治家の常とう句を逆手にとって、本当にうまいこと言ったなという感じで。潔すぎるよね。記者の人たちもその場で聞いて、よくひっくり返らなかったよね。 例えばさ、“紀州のドン・ファン”の元妻が裁判で「記憶にございます」と言ったりしたら、裁判官とかみんなびびっちゃって椅子からひっくり返っちゃっただろうね。そんなことはなかったけどさ。今後いろんな人が日常生活で使えるんじゃない? もっとはやる気がするね。
報知新聞社