天理大が開幕4連勝 1年生CTB山田が4T「しっかりトライを取れた」/関西Aリーグ
関西学生リーグ戦(20日、天理大64-21関西大、奈良・天理親里ラグビー場)昨季2位の天理大が6位の関西大から10トライを奪って開幕4連勝とした。 開始2分にWTBナイバルワガ・トマシ(4年)のトライで先制した天理大は7分後にもトライを加え、主導権を握った。その後は攻め込んではミスや反則を繰り返すなど波に乗り切れず、2トライを返され、前半を31-14で折り返した。だが、後半は9分にWTB藤原竜之丞(4年)が左中間に飛び込んだのを皮切りに4連続トライを挙げるなど勢いを取り戻し、関西大を突き放した。 CTB山田晟大は1年生ながら3戦連続で先発出場し、計4トライの大暴れ。守備でも好タックルを連発し、初めてPOM(プレーヤー・オブ・ザマッチ=試合のMVP)を獲得した。 小松節夫監督は山田について「最近は自分から動きながら仕掛けられるCTBが少なくなったが、彼はそういうことができる。今日はいいところが出た」と評価。「(POMを)もらえるなんて思わなかった。チームが前に前につないでくれ、しっかりトライを取れたのは良かった」と笑顔の山田は大阪・常翔学園高出身で、3年時は大阪府予選決勝で敗れ、花園出場を逃しており「大学で、その悔しさを晴らしたい。まずは(先発に)定着したい」と飛躍を誓った。 関西大学Aリーグは第4節を終え、3連覇中の京産大、天理大、関学大が4連勝。近大が3勝1敗、関西大が1勝3敗で続き、立命館大、摂南大、同志社大は4連敗となった。