米レディットが初の黒字計上、AI関連の提携が寄与 株価急伸
Jaspreet Singh [29日 ロイター] - 米オンライン掲示板運営レディットが29日発表した第3・四半期決算は初の黒字となった。第4・四半期の売上高見通しも市場予想を上回り、株価は引け後の時間外取引で22%急伸した。 アルファベット傘下グーグルや対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を運営するオープンAIとのAI関連の提携やデジタル広告の強い需要が寄与した。 レディットは新規ユーザーを開拓するために機械学習による他言語への翻訳などに取り組んでおり、今回の決算は同社のプラットフォームに注目する広告主が増えていることを示す内容となった。 第4・四半期の売上高見通しは3億8500万─4億ドルで、LSEGがまとめたアナリストの予想平均(3億5790万ドル)を上回った。 第3・四半期の1株損益は0.16ドルの黒字。アナリスト予想は0.07ドルの赤字、前年同期は0.13ドルの赤字だった。 売上高は68%増の3億4840万ドルで、こちらもアナリスト予想の3億1280万ドルを上回った。 デーリーアクティブユニークユーザー数は47%増の9720万人。グローバルのユーザー1人当たり平均収入は14%増の3.58ドルだった。