タイガースの"余剰戦力"に…?阪神、1軍では出番がなさそうな選手(6)支配下復帰→ついに1軍デビューか…?
レギュラーシーズンの終盤に差し掛かっている2024年のプロ野球。新規契約可能期間が過ぎ、残りのシーズンに必要な戦力が固まりつつある。その一方で、出場機会に恵まれず、余剰戦力となっている選手も少なくない。ここでは、一軍での出番が少ない阪神タイガースの選手を紹介したい。(※今季成績は9月4日時点)
佐藤蓮
・投打;右投右打 ・身長/体重;189cm/103kg ・生年月日:1998年4月11日 ・経歴:飛龍高 – 上武大 ・ドラフト:2020年ドラフト3位 今年7月に支配下復帰を果たした佐藤蓮。しかし、念願の一軍デビューには至っていない。 上武大では右肘のけがに苦しんだが、集大成の4年秋にリーグ戦初登板を果たすと、抑えの役割を担ってチームの優勝に貢献。最速155キロを誇る本格派右腕として高い評価を受け、阪神タイガースからドラフト3位指名を受けた。 ルーキーイヤーは課題の制球に苦しみ、二軍で16試合(34回2/3)を投げて防御率5.71の数字。翌2022年は度重なる故障に悩まされたこともあり、同年オフに育成契約となった。 昨季もファーム19試合登板で防御率6.04。投球イニングを大きく上回る31個の四死球を与えるなど、またも制球難を露呈した。 しかし今季は、コントロール面が大きく改善。リリーフとして好成績を残し、7月20 日に支配下復帰を勝ち取った。 ファームでは現時点で40試合に登板し、1勝0敗2セーブ、防御率2.08をマークしているが、一軍のブルペン陣が強固なこともあり、声は掛かっていない。 さらに安定感のあるピッチングを見せ、プロ4年目での一軍デビューを掴みたい。
ベースボールチャンネル編集部