オースティン・バトラー、「アメリカン・サイコ」新作で主演へ
「エルヴィス」でアカデミー賞にノミネートされ、注目を集めたオースティン・バトラーが、「アメリカン・サイコ」の新バージョンで主演を務めることが明らかになったと、米バラエティが報じている。 「アメリカン・サイコ」は、1991年に発表されたブレット・イーストン・エリスの同名小説が原作。1980年代末期のニューヨークを舞台に、昼は敏腕投資家、夜は殺人者として二重生活を送るウォール街のエリート、パトリック・ベイトマンを描く物語だ。2000年の映画版では、クリスチャン・ベールが冷徹な表情と印象的な演技で観客を魅了し、現代のカルト映画として高い評価を得ている。 新作の監督は「君の名前で僕を呼んで」「チャレンジャーズ」のルカ・グァダニーノが務め、脚本は「ボーン・アルティメイタム」「コンテイジョン」のスコット・Z・バーンズが手がける。今回は2000年版のリメイクではなく、原作小説の新たな解釈として製作されるとのこと。 バトラーは「エルヴィス」での好演以降、「ザ・バイクライダーズ」や「マスターズ・オブ・ザ・エアー」に出演。「デューン 砂の惑星PART2」でも存在感のある演技を披露している。 グァダニーノ監督は、ダニエル・クレイグ主演の「Queer クィア(原題)」、ジュリア・ロバーツ、アンドリュー・ガーフィールド共演の「After the Hunt(原題)」など、意欲的な作品を次々と手がけている。 バトラーの演技力とグァダニーノ監督の独特な演出による新たな「アメリカン・サイコ」が、どのような作品として生まれ変わるのか注目だ。