カナダ中銀、2会合連続で50bp利下げ-緩和ペースの減速を示唆
(ブルームバーグ): カナダ銀行(中央銀行)は11日、政策金利を50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げ3.25%とした。大幅利下げは大方の予想通りで、2会合連続。一方で、金融緩和のペースを落とす構えであることを示唆した。
政策金利はこれで景気を抑制することも、刺激することもない中立金利の推定レンジ上限に達した。
カナダ中銀はまた、今後は小幅な利下げに回帰する可能性を示唆。政策声明からは一段の利下げを見込んでいるとの文言が削除された。
ティフ・マックレム総裁は記者会見向けの声明原稿で「政策金利が大幅に引き下げられたことを踏まえ、経済が概ね予想通りに推移すれば、金融政策に対するアプローチはより段階的になると想定している」と説明。「今後は、追加利下げの是非について会合ごとに判断していく」と述べた。
原題:Bank of Canada Cuts by Half Point Again, Eyes Timing for Pause(抜粋)
--取材協力:Jay Zhao-Murray.
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Randy Thanthong-Knight, Erik Hertzberg