「終りに見た街」堤真一インタビュー「面白さと同時に恐ろしさを感じる作品」
――この作品は既に二度ドラマ化されていますが、本作を今やる意味をどのように感じられていますか? 「僕らが若い頃は毎年終戦の日(8月15日)が近づくと、各局でいくつも終戦や戦争関連の作品が放送されていましたが、昨今はその空気が薄くなっていて、若い世代の中には“そんな大昔の話は知らない”という方も多くなっていると思うんです。でも、戦争の現実から離れてきているこの時代にこそ、若い世代から人気を集める宮藤くんの脚本で戦争の悲惨さを訴えていくというのはとても意義のあることだと思います」
【プロフィール】
堤 真一(つつみ しんいち) 1964年7月7日生まれ。兵庫県出身。AB型。近作はドラマ「舟を編む~私、辞書つくります~」(2024年/NHK総合ほか)「滅相も無い」(24年/TBSほか)など。25年1月17日に映画「室町無頼」が公開予定。
【番組情報】
テレビ朝日開局65周年記念 ドラマプレミアム 「終りに見た街」 テレビ朝日系 2024年9月21日(土) 午後9:00~10:54 出演:大泉洋 吉田羊・奥智哉 當真あみ 今泉雄土哉・勝地涼 三田佳子 堤真一 特別出演:神木隆之介 田辺誠一 塚本高史 西田敏行 橋爪功(※五十音順)
取材/齊藤 光香(テレビ朝日担当) 文/TVガイド編集部