即売会で販売する生産物を手に笑顔を見せる北部農林高校熱帯農業科の生徒ら＝3日、名護市

【名護】北部農林高校の生徒が実習で丹精込めて生産した生産物の即売会が8日午前9時半から、名護市の同校で開かれる。精肉や青果物のほか、加工品などを販売する。 【動画】沖縄ヤギの可能性は無限大　臭くない！ヒージャーの好機到来、観光の目玉に？

　熱帯農業科畜産コースは、和牛の格付けで最高のA5の成績をつけた黒毛和牛や、在来豚アグーと西洋種の「デュロック」を掛け合わせた同校のブランド豚「チャーグー」の精肉を販売する。生徒らは「普段から畜舎をきれいにすることで、牛や豚にストレスをかけないように心掛けてきた。愛情を込めて育てたお肉をたくさん買ってほしい」と多くの来場を呼びかけた。 　同科果樹コースの生徒たちは県産コーヒーやバナナケーキなどを販売。同コースの生徒（17）のお薦めはマンゴーゼリー。SDGsを意識し、通常は廃棄されるグリーンマンゴーも使用した。「色がきれいで写真映えするゼリーになった。多くの人に味わってほしい」と話した。同科農業機械コースからは、育てたサトウキビを手刈りし、搾汁と煮詰めまでした純黒糖などが出品される。 　園芸工学科や食品科学科など他学科からも野菜や花のほか、パンなどの加工品も販売する。