〈父娘で“プレイ”の練習〉、〈眼球を瓶に入れ「私の作品見て!」〉【ススキノ首切断】初公判、娘の“奴隷”となった実母が目にした「地獄絵図」【スクープその後】
「瑠奈がヤクザの組長の娘だった」という架空のシナリオ
検察側によれば「瑠奈被告は被害者を殺そうとして凶器を準備し『絶対仕返しする、殺してやりたい』などと言っていたが両親は止めなかった。瑠奈被告は修被告とともに被害者を探し、ようやくクラブで発見すると、7月1日の夜に会う約束をした。かねてより瑠奈被告は人体に興味があり、人の目玉を模したカクテルなどが提供される怪談バーに出入りしていた。6月18日ごろには、瑠奈被告が被害者を殺害し、趣味嗜好である死体を弄ぶという計画を修被告も知り、瑠奈被告に道具の購入を頼まれ準備した。浩子被告は瑠奈被告に『あなたにできるのは、それぐらいだから、やって』と言われ、ハイター等を購入。殺害計画を把握したが、夫婦はなんとか実行を食い止めようと被害者に複数回コンタクトを取り、瑠奈被告と会うのをやめるように伝えたが、被害者に断られた」という。 一方の弁護側は、この検察側冒頭陳述に対して「検察官は、事前に浩子被告が計画を知っていたという主張は行わないことになっていた」と指摘。浩子被告らが“殺人計画を事前に知っていた”という箇所を削除するよう求め、冒頭陳述ではこう述べた。 「瑠奈被告は5月中旬、クラブで被害者を見つけ、再び会う約束」をして、加虐趣味的なプレイをすると言っており、「修被告は瑠奈被告に頼まれ、リビングで一緒に”プレイ”の練習をしていた。浩子被告としては、一度トラブルになった被害者と瑠奈被告が再び会うことに消極的だったが、娘は楽しみにしている。そこで、2人は瑠奈被告に内緒で、被害者に瑠奈被告と会わないように求めることにした」 「浩子被告は『実は瑠奈がヤクザの組長の娘だった』という架空のシナリオを作り、メモにまとめた。修被告も承諾したが、このシナリオを使うことはできないだろうと考え、単に『会わないように頼もう』と、電話したが被害者は出ず、2023年7月1日午後、初めて公衆電話から電話したところ、ようやく被害者と繋がった。『このあと瑠奈と会わないで欲しい』と伝えたが被害者は『向こうも会いたがってるわけだから』と断った」