『ミス ディオール展覧会 ある女性の物語』の見どころ紹介!
ディオールは10年以上前から女性のアーティストとコラボレーションを重ねていて、油絵、オブジェ、写真など豊富なアート作品を所蔵。本展示にあたっては新鋭アーティスト・江上越が新たに油絵を製作した。
「ミス ディオールを介した対話を通じて、アーティストとメゾンの双方が豊かになることは重要なこと。1928年から32年までギャラリストだったクリスチャン・ディオールの、芸術を大切にするスピリットが現代にも受け継がれています」
「ある女性の物語」と題されているとおり、ふたりの女性が本展のメインの柱となっているという。ひとりはクリスチャン・ディオールの妹であり、ミス ディオールの香水が生まれたインスピレーション源であるカトリーヌ・ディオール。もうひとりは、フランス人ビジュアルアーティストでマリア・グラツィア・キウリと21年からショーでコラボレーションをしているエヴァ・ジョスパン。ただ、このふたりに限らず、ミス ディオールが象徴するすべての女性がテーマになっている。クリスチャン・ディオールが抱いていた夢や、それがもたらす喜びなど、さまざまなストーリーが展覧会のコンセプトになっている。
フレデリック・ブードゥリエはこう付け加えた。 「香りと同じで、この展覧会もまた"感情"や"五感"で味わっていただくといいと思います。自分の心が動かされたものに集中して、感動を全身で味わってください。鑑賞後に、瞳の中にキラキラと星が輝くような驚きや喜び、幸福感を持ち帰っていただけるとうれしいです。それはまさに戦後、クリスチャン・ディオールがビューティやファッションを通して叶えたかった夢なのですから」
ミス ディオール展覧会、もうひとつの楽しみ方!
「五感で楽しむ」のは、展示スペースだけではない! 香水ミスディオールの成り立ち、さまざまなアーカイブ、そして、ファッションと交差するフレグランスの歴史、現代アーティストとのインタラクティブな展示空間を堪能した後は、ミュージアムブティックへ足を運んで。