「おやつを食べ過ぎて太って」筋トレ開始! 54歳・コンテストデビュー戦の悔しさをバネに挑み見事優勝
10月26日(土)に徳島県で『ベストボディ・ジャパン2024徳島大会』が開催された。男女ともに年齢別でカテゴリー分けされたコンテストで、47都道府県すべてで催されている。肩のラインからくびれ、脚にかけてのプロポーションが麗しい山本恭子(やまもと・きょうこ/54)さんは、ベストボディ部門のクイーンクラス(50~59歳)でグランプリを飾った。 【写真】山本恭子さんの麗しいプロポーション
トレーニングを始めたのは、「おやつを食べ過ぎて太ってしまったから」と話す山本さん。 「甘いものが大好きで、好きなだけ食べていたらいつの間にか3kg太っていて……。今年の5月に絶対美ボディになってやる!と思ってトレーニングをするようになりました。結果はマイナス7kg。筋トレと食事制限で、健康的に引き締まった身体になることができました」 一念発起した5月から、週2回パーソナルトレーニングに通い、垂れてしまったお尻の引き上げと、ぽっこり出ていたお腹を引き締めることから始めた。順調にボディメイクを進めていたものの、異変は突然訪れる。 「9月に行われた高知龍馬大会が私のコンテストデビューだったんですが、根を詰め過ぎて大会2週間前に盲腸になってしまいました。やむを得ず、緊急手術しそのまま入院することに。一度、出場は諦めましたが1週間前に退院できたので出ることにしました。せっかくここまでやってきたのだから諦めるのはもったいない、という気持ちが強かったので」 病み上がりの中ステージに立ち、そのときのベストは尽くしたが結果は5位。やりきれなかったこと、いいパフォーマンスができなかったことに対する悔しさは残ったという。「次は心残りなく、やりきる。できることはすべてやる」。 そんな思いを抱えて臨んだのが、今回の徳島大会だったのだ。筋トレ、食事制限、マッサージなど改善できるところはすべて改善し、食事に関しては「苦しい食事制限は続かないので、食材を選んで、たんぱく質を中心にしてバランスよく食べるように心がけた」と話す。
やり切ったからこそのグランプリ獲得。5位からのジャンプアップは努力の賜物だと言えるだろう。山本さんにとって、ボディメイクやコンテスト出場は50代になってからの挑戦だ。今後の目標について伺ったところ、艶やかな笑顔でこう話してくれた。 「30代・40代の方々から『楽しそう』とか『挑戦する姿に勇気をもらえた』と言っていただけることがうれしくて。毎年、コンテストには出場しようと考えていて、このような挑戦をし続けていられることが、若々しく生き生きとしていられる秘訣なのかな、と思います。50代からでも美しくなれる、と証明していきたいですね」
取材:小笠拡子 撮影:山口夏織