【NFL】QBマレーが“MVP級のシーズン”を送ることに自信を示すカーディナルスTEマクブライド
マレーはオフシーズンをその膝のケガからの回復に費やしたものの、2023年シーズンの第10週までチームに復帰することはできなかった。残りの8試合に出場したマレーは1,799パスヤードと、合計タッチダウン13回(パスで10回、ランで3回)をマークし、カーディナルスを3勝5敗に導くと同時に、勝利数を3倍に増やした。昨シーズンの終盤には進展を見せていたカーディナルスだが、マレーが絶好調なスタートを切った2021年シーズン序盤の無敗記録以来、連勝を達成できていない。
その一方で、2023年にパスキャッチャーとして成長したマクブライドは、カーディナルスの新たな失われた年における明るい兆しとなった。マクブライドは2年目のシーズンでチーム最多となるレシーブ数(81回)とレシーブヤード(825ヤード)を記録。手元にそろっているオフェンスの武器を考慮に入れれば、マレーには2024年に完全復活する大きなチャンスがあると、元ドラフト2巡目指名選手であるマクブライドは信じている。
マクブライドは「本当にたくさんの武器がそろっているんだ」と強調し、こうつけ加えた。
「このチームにはプレーを作り出せる選手がたくさんいる。ドラフト全体4位で指名されマービン(ハリソン)は本当に規格外の選手だ。彼はたくさんのカバーを引きつけるだろう。それに、(グレッグ)ドーチやマイケル・ウィルソン、ゼイ・ジョーンズ、俺、ジェームズ・コナーといった選手がいる。このオフェンスには爆発的なプレーを生み出せる選手がたくさんいるんだ。フィールドに出て、コーチ陣が俺たち全員をどう使うか、見るのが楽しみだ」
マレーには攻撃コーディネーター(OC)ドリュー・ペツィングのシステムで1年間経験を積んでいるという恩恵もあり、マクブライドのオフェンスへの信頼はさらに高まっている。
マクブライドは「彼は素晴らしいコーチだと思う。相手ディフェンスを攻略して、選手をオープンにするのがとてもうまいんだ。彼のオフェンスの組み立て方や、試合の進め方は本当に頼りになる。彼が何をしてくれるのか、何をしようとしているのかがはっきりと分かるんだ。カイラーが言ったように、とても賢いコーチ――彼は正確には天才だって言っていた――だけれど、俺も彼は最高だと思うよ。彼はいろんな方法で選手をオープンにさせることができる。彼の下でプレーするのは本当に楽しい」とコメント。