カーテン選びは?照明は?収納家具は?リノベなしでも「理想の空間」に作り変えるルール
天井部分に「曲線」を作る
モダンな空間は直線で作られていることが多いですが、天井部分や柱、窓まわりに「曲線」を作る(“R”を作る)と、空間のイメージが柔らかくなります。曲線の角度をどうつけるかによって柔らかさのイメージも変わります。〈YS邸〉
本棚は陳列面を揃える
本棚はボックスごとにカテゴリー分類。背表紙の色ごと、高さごとに分類し、さらに陳列面を揃えることですっきり見せられます。 わが家の場合、スピーカーとアンプも組み込んでいるため、好きな音楽を聴きながら本を眺めることができます。〈YT邸〉
照明器具は調光器で光量を調節する
一般的な日本家屋にあらかじめついている照明器具は明るすぎるものがほとんど。 とはいえ、明るさが必要なときのことを考えて、調光機能付きのスイッチにする、もしくは調光器を後から追加して光量を調節できるようにすることをおすすめします。
収納家具の奥行きはギリギリにする
目立たない廊下などの壁全面に奥行きが狭い(45~50cm程度)収納を作るのは、おすすめです。空間を狭くすることなく、収納量を一気に増やせます。 段の高さを考えるときのポイントは、余分な高さを取らずに、器が8枚重ねられる程度、ワイングラスが入る程度で区切っていくこと。 最初からサイズを考慮した設計で冷蔵庫まわりに収納棚を造作しました。冷蔵庫の表面を収納扉と同色のペンキで塗ることで、家電の存在感をなくしています。 引き出しは浅いものをいくつか作っておくと便利です。〈YT邸〉 ◇6月19日(水)公開の第2回は暮らしを変える「照明」について。配置する場所や選び方を具体事例とともに抜粋して紹介する。
行正 り香