【MLB】ツインズのフォルビー編成本部長が球団社長に 空席だったGMにはゾールGM補佐の昇格が決定
日本時間11月13日、ツインズは球団社長兼CEOのデーブ・セントピーター氏が退任することを発表した。今後は戦略アドバイザーとして球団運営に携わっていくという。これを受け、デレック・フォルビー編成本部長が球団社長となり、ビジネス部門の業務も担当していくことに。また、フォルビー編成本部長と二人三脚でフロントオフィスを牽引してきたサッド・レバインGMの退団によって空席となっていたGMには、ジェレミー・ゾールGM補佐の昇格が決まった。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 ツインズが大変革のときを迎えている。球団オーナーのポーラッド一族は球団売却に向けた準備を進めていくことを発表。フォルビー編成本部長を支えてきたレバインGMは球団を去り、日本時間11月13日にはさらに大きな人事異動が発表された。ただし、セントピーター氏の退任は球団売却の方針を受けたものではなく、およそ2年半前から話し合われてきたことだという。フォルビー編成本部長が球団のリーダーとして成長しており、彼に球団の舵取りを任せるのが最善であると考えたようだ。 セントピーター氏は1990年にインターンとしてツインズに加入。グッズショップなどを担当したあと、1992年からフロントオフィスに移り、2002年にはジェリー・ベル氏の後任として球団社長に就任した。セントピーター氏が球団社長を務めた22年間でツインズはポストシーズンに10度進出。フォルビー編成本部長も「ポーラッド一族以外でミネソタ・ツインズのことをこれほど気にかけている人物はデーブ・セントピーターしかいない」と厚い信頼を寄せていた。 新たな肩書を得たフォルビー編成本部長は、ゾールGMという新しいパートナーとともに、ツインズの今後を牽引していくことになる。フォルビー編成本部長は「ジェレミーはこの数年間、我々のあらゆる意思決定に大きな影響を与えてきた。球団内部の人々はそれをよく知っている。外部からは大きな変化のように見えるかもしれないが、内部から見れば自然な進化だ」とコメント。フォルビー編成本部長がビジネス部門の役割を担うことを考えると、チーム編成の部分においては今後、ゾールGMの権限がさらに強化されていくことになるかもしれない。