「クロムハーツ」がジョー・フォティの個展を開催 一点物のアート作品や限定のTシャツを販売
「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」は、「フォティ バイ クロムハーツ(FOTI BY CHROME HEARTS)」 のデザイナーを務めるアーティストのジョー・フォティ(Joe Foti)の個展“エキシビション ゼータ レチクル 2(Exhibition Zeta Reticuli 2)”を5月24日まで銀座店で開催している。同展は17~31日に大阪で、24日~6月7日に福岡でも行う。2022年に東京と大阪で開催した展示会の第2弾となる。 【画像】「クロムハーツ」がジョー・フォティの個展を開催 一点物のアート作品や限定のTシャツを販売
会場に展示するオブジェは“モンスター”と名付け、木やプラスチック、接着剤、布、レジンなど多様な素材を組み合わせて制作した。ボディーには主に、状態のいいビンテージのぬいぐるみを用いており、上にプラスターを複数層塗装して固めた。頭は、蚤の市やインターネットで見つけたヨーロッパのゴム製の人形やハンドパペットを分解して使用した。フォティは、「蚤の市に行くと、何でも四つ足の物を求めて目を光らせている」と話す。“モンスター”は販売しており、価格帯は7万9200円~14万1900円。さらに、宇宙をテーマにさまざまな材質やモチーフをコラージュした壁掛け作品(12万4300円~44万3300円)も用意する。一点物のアート作品のほか、Tシャツ(S~XL、各5万5000円)を数量限定で販売する。
色鮮やかな作品が並ぶ同展についてフォティは、「1999年に開いた最初の展示会は黒一色だった。何でも黒く塗装すればかっこ良くなるだろ?色を使った仕上げは難しいが、今はそれに挑戦するのが面白い。今後もいろいろな作品の制作に取り組みたい」と話す。作品の着想源を尋ねると、「周りの人々、あなたも含めて。周りにいる素敵な人々が私にインスピレーションを与える」と答えた。
ジョー・フォティとは
ジョー・フォティは1962年、ニューヨーク生まれ。「クロムハーツ」の創業者兼デザイナーのリチャード・スターク(Richard Stark)の親友であり、創業時から同社の工場で作品を作っていた。スカルのモチーフが特徴の作風で、同ブランドとのコラボコレクションを長きにわたって続けている。「私が最も好きなアートとは、見た人が『一体何だこれは⁉︎』と感じるようなもの。だから、小さなモンスターや奇妙な作品を作り、見る人に驚きと好奇心を与えたいんだ」。