巨人阿部監督、台湾の野球ファンに感激 アジアシリーズ復活を期待
(台北中央社)親善試合のため台湾を訪れている日本プロ野球の巨人は1日午前、台北市の台北ドームで全体練習を行った。阿部慎之助監督は、2月29日の台湾桃園国際空港到着後から多くの熱心な台湾の野球ファンの歓迎を受けたと話し、アジアシリーズの復活や、アジア野球のさらなる交流に期待した。 親善試合は巨人の球団創設90周年と台北ドーム開業を記念して実施。2日は中信ブラザーズと、3日は楽天モンキーズとそれぞれ対戦する。 阿部監督は、沖縄・宮崎キャンプでサインを求められたことや、今回空港に到着した時に自身の名前が書かれたプラカードを見たことなどについて「多くの台湾人ファンに注目されて、ありがたく思っている」と語った。またアジアの野球交流が広がり、「(2014年以降開催のない)アジアシリーズが近い将来復活するように、その先駆けとしてこの試合がうまくいってほしい」と話した。 台湾プロ野球では今季から、中信ブラザーズ監督に平野恵一氏が就任し、楽天モンキーズは古久保健二監督が率いる。日本人が台湾プロ球団の指導者を務めることについて阿部監督は、台湾は日本に友好的で、日本の野球文化が台湾に広まるのはいいことだと述べた。 (謝静雯/編集:中村充孝)