<Play・Hard>磐城 選手紹介/5 首藤瑛太三塁手(1年) 打線つなぐ役割自覚 /福島
昨秋の公式戦での打順は6番か7番。市毛雄大選手(2年)や岩間涼星主将(2年)ら中軸打者が得点圏にいる場面で打席が回ってくることが多かった。「打線をつなげ、走者を還す。そのことだけを考えている」と役割を自覚する。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 小柄な体格は技術でカバーすればいい。「自分が長打を放つのは正直難しい。でもバントは練習した分だけ成功率があがる」。チームのためにできることを考え、あえて長打は狙わないことにしている。 仲の良い二つ上の兄、浩輝さんを追って磐城へ進学した。入部直後の春季大会で、いきなり捕手としてベンチ入り。正捕手の岩間主将がけがをしていたため、エースだった兄とバッテリーを組んだ。「緊張と不安でいっぱいだったが、良い思い出です」と振り返る。 岩間主将が復帰してからは、肩の強さを生かして少年野球時代に守っていた三塁手へ変更された。守備の調子に波があることが課題で、甲子園へ向け、基礎から見直している。 「兄も先輩たちも必死に戦った。それでも届かなかった。甲子園はずっと遠く、厳しい場所だと思っていた」。尊敬する兄の夢も背負いながら、活躍を誓う。=つづく ……………………………………………………………………………………………………… 身長168センチ体重65キロ▽いわき市立平第一中学校出身▽右投げ右打ち▽三塁手▽長所はつなぐ打撃▽得意教科は国語、体育