「僕の知ってるイカはまるでゴムのように固いけど」…「スウェーデン人」と「タイ人」が「日本の刺身」を食べて驚いたこと
全く臭みのない海鮮料理に驚き
この動画の中でMomokaさんのインタビューを受けたのは、スウェーデン出身のクリストファーさん26歳と、タイ出身のアラヤさん。2人の出会いはクリストファーさんの出身地スウェーデン。付き合い始めてもうすぐで1年のカップルだ。今回、2人は初めて日本に訪れた。この日までに食べたもので、アラヤさんは海鮮丼、クリストファーさんは寿司が気に入ったという。 そんな2人を海鮮料理が食べられる和食のお店に案内し、料理が運ばれてくるまでの間、この旅行で2人が訪れた場所を尋ねる。初日は富士河口湖へ訪れて富士山が見える部屋を予約したが、残念ながら雨が降っていて富士山は見えなかったそう。しかし、「食べ物は適当なお店に入ってもおいしい」と、食の体験はいいことばかりだったようだ。 旅行先に日本を選んだのは、クリストファーさんの小さいころからの夢だったからだという。あまりに期待が大きいと、実際とのギャップに落胆することも多いが、2人は「期待を超えてきた」と満足の表情。 ビールで乾杯し、お通しを食べながら、食文化の話題になる。「あなたの国で魚は食べる?」というMomokaさんの質問に、「食べるけど高価。サーモンは一般的かな」とクリストファーさん。アラヤさんは「日本の魚についてのドキュメンタリーを観た」という。日本人はいろんな種類の魚を食べるということに驚いたそうだ。 そこに運ばれてきたのは、数種類のお刺身の盛合わせ。マグロにブリ、鯛、ヒラメ、イカ、甘エビ……と、2人ともひとつずつ真剣に味わってくれる。どの魚も、食感や臭みのなさに驚いていた。特にイカについては「僕の知ってるイカはまるでゴムのように固いけど、これはやわらかい」とクリストファーさん。また、甘エビも気に入ってくれたようで、「名前のとおり甘い! 砂糖水の中で育ったの?」とアラヤさんの例え方がおもしろい。 続いての料理は、深海魚「げんげ」の唐揚げ。富山湾で獲れる食材だが、メジャーな魚ではないので日本人でも知っている人は少ないかもしれない。もともとは、そのグロテスクな見た目と、劣化の早さから漁師の間では「下の下(げのげ)」と呼ばれて捨てられていた雑魚だというが、今やめったにお目にかかれない「幻魚(げんげ)」となっている。 そして次は加賀野菜の天ぷら。石川県金沢市で生産されるもののうち、15品目が伝統野菜の「加賀野菜」として認定されている。金沢春菊の天ぷらを食べ、「天ぷらって絶対おいしいから好き」と笑顔がこぼれるアラヤさん。れんこんなどの初めて見る野菜も食感に驚きながら食べてくれた。 その後も、和牛にブリカマに、と次々と料理が登場する。2人はこの日までブリがどんな魚かを知らなかったようだが、すっかり脂がのったブリの魅力の虜だ。肉も魚も、塩だけで味付けした食材の味わいに着目していたのが印象的だった。魚料理を食べる2人の様子に、視聴者からは「魚を扱う仕事してますがこんなにも味わって食べてもらえると嬉しいです」「誰かの幸せな顔を見ると自分も幸せな気持ちになりますね。ありがとう」といった感想コメントが寄せられた。 さらに連載記事<カナダ人が「日本のトンカツ」を食べて唖然…震えるほど感動して発した一言>もぜひご覧ください。
フリート編集部