アデル、米ラスベガスでの定期公演に感動的な別れを告げる
アデルが、2022年11月から2年間にわたり米ラスベガスのシーザーズ・パレスのザ・コロシアムで行ってきた定期公演を終え、感動的な別れを告げた。現地時間11月23日、彼女は【ウィークエンズ・ウィズ・アデル】の最終公演でファンに「次にいつステージに立つか分かりません。この公演、そして皆さんのことがとても恋しくなります」と心境を語った。 ファンが撮影した映像の中で、アデルは「他のことを何もやらないつもりです。実際、自分がこれから何をすればいいのか分からなくて、怖くて仕方ありません。何の計画も立ててないんです」と続けた。 アデルはスピーチで「定期公演を選んだのは、主にツアーが大嫌いだからです」と冗談交じりに語り、涙を浮かべながら「(息子が)普通の生活を送るため定期公演を選びました。それが実現しました」と息子のスケジュールを安定させるためにラスベガスを選んだと明かした。 ラスベガスのシーザーズ・パレスのザ・コロシアムで開催されてきた定期公演【ウィークエンズ・ウィズ・アデル】は2022年11月から2024年11月までの2年間にわたり、週末ごとに2公演ずつ行われた。 アデルはファンに「私は感情的ですが、セリーヌ・ディオンが私のショーを観に来てくれたとき、やっと気持ちに区切りがつきまた」と語り、その後“1週間ずっと泣いていた”と明かした。「あれは私にとって本当に特別で、意味のある瞬間でした。それが私がここでパフォーマンスしたいと思った唯一の理由だったからです」と彼女は続けた。 2003年に自身初の定期公演でザ・コロシアムのこけら落としを務めたディオンは、息子たちと10月26日の公演に訪ねた。「When We Were Young」の歌唱中にボックス席に座っていたディオンを気づけると、アデルは涙を流した。その後、アデルはSNSに「ここ(ザ・コロシアム)はラスベガスで歌いたいと思っていた唯一の会場です。彼女のために作られた場所だからです。毎晩ステージに上がる前に、彼女の写真に触れています。今週末、彼女が公演を見に来てくれたのですが、それはサプライズで、本当に特別な瞬間でした!」と書き込んた。 以前から、アデルはレジデンシー終了後に休養が必要だと話しており、「この後、長期の休みが欲しいし、少しの間だけ、他のクリエイティブなことをしたいと思います」と、一時的に音楽活動から距離を置くつもりであることを明かしている。