一部世帯に衆院選の投票所入場券が届かなかったことが判明 正確な世帯数や原因は不明 静岡・沼津市
27日に投開票が行われた衆院議員選挙。静岡県沼津市の一部地域では投票所入場券が投票日になっても届かなかった世帯が複数あることが分かりました。 沼津市選挙管理委員会によりますと、入場券が届かなかったのは松長集会所を投票所とする松長地区と、今沢地区の一部世帯です。 市選管は19日この投票所の1759世帯分を含む3万1372世帯分の入場券を沼津郵便局に持ち込み、23日までに全世帯に届くように配達を依頼。 しかし、23日以降も松長集会所の有権者を中心に、入場券が届かないという問い合わせが市選管に多数寄せられ、投票日当日になっても問い合わせの電話があったということです。 市選管が郵便局に 配達状況を尋ねたところ、郵便局側からは「配達は完了している」と回答があったということです。 入場券が届かなかった原因や総世帯数は現時点で不明。 投票日当日、松長集会所で投票した1079人の内、219人が入場券の再交付を受けていることから、市選管は「未達は200世帯ぐらいになるのではないか」としています。 今回の衆院選小選挙区の沼津市全体の投票率は、52・74%で、松長集会所の投票率は48・79%でした。 市選管は原因究明と未達世帯数の把握を急ぐとしています。 沼津市選挙管理委員会事務局長: 「投票率の影響は、この投票の結果の数字からは大きな影響は今見えておりませんけども、入場券がないと投票できないと思って投票をあきらめた人が1人でもいたらそれは大変申し訳ないことだと思っております」