名古屋の市バス1台の使用を停止 運転士がスマホで音楽や動画鑑賞 中部運輸局
名古屋市の市バス運転士が運転中にスマホを操作していた問題で中部運輸局は30日、市バス1台を10日間使用停止とする行政処分を下しました。 名古屋市交通局によりますと、今年4月、34歳の運転士が走行中の乗客のいないバス内で私物のスマホで音楽を聴いたり、動画を見たりしていました。 中部運輸局は監査の結果、運転士への指導・監督が不適切だったとして10月30日から10日間、名古屋市に対して市バス1台の使用停止処分を下しました。 また、別の事業所の53歳の運転士が今年3月、運転中にスマホを操作していたことについても文書で警告しました。 名古屋市交通局は「市民のみなさまやお客様にご迷惑をおかけし、信頼を大きく損ねることとなったことに対し、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。 市バスの使用停止による運行への影響はないということです。 この問題をめぐっては名古屋市交通局が9月に運転士2人に対してそれぞれ停職4カ月の懲戒処分をしています。